Batman: Arkham Origins クリア感想
25時間でクリア。エニグマコンプリートなんかはしてないけど一通りのサブミッションもこなしたのでアクションとしてはボリュームがあった。
ゲーム内容としては前作Arkham Cityとほぼ同じで、ゴッサムの一部がオープンワールドになっている。
マントを使った滑空とワイヤーによる飛びつきで街を飛び回り、戦闘は攻撃と回避がスムーズに繋がる無双とステルスを組み合わせることになる。
うまい具合に滑空ができて目的地までスムーズにいけたりすると気持ちいいし、無双戦闘とステルス戦闘がいい感じに組み合わさっており全体的に楽しくプレイできた。
唯一といっていいくらいの新規要素はバットマンによる事件現場の捜査と推理。
ただ、捜査は怪しいところが捜索モードで明確に表示されるし推理はバットマンの超知能で勝手に全容が明かされるのでプレイヤーがやることはあまりない。
事件被害者や犯人の動きまで推理し、それを巻き戻したり再生したりしながらの捜査もあるがやはりプレイヤーの推理・判断は求められないのでただの作業となっていた。
本作はバットマンが活動を始めた初期のクリスマスの夜を舞台にしたストーリーになっている。
そのためゴッサム市民にはバットマンは噂段階であり、悪役達はバットマンを見たことないが新しい脅威と考え始めていて、警察はバットマンを架空の存在だと思っている。という状態からスタートする。
悪役達はまだ不完全?な状態でそれぞれのキャラクターが固まった状態でないのだが、バットマンと対決していくことでキャラクターの信念なんかが定まりおなじみの悪役達に変貌していく。
同じようにバットマン自身もまだ迷いがあるが凶悪な事件を目の当たりにして決意が固まっていく。
これらの描写はうまく表現できていて続きが気になるストーリーになっている。
バットマンが悪役達を創り、悪役達(特にジョーカー)がバットマンを創っていく展開はやはりワクワクする。
まだ悪役になっていないキャラクターも登場したり…
シリーズ恒例となっているが本作もやっぱりジョーカーが悪役達の中心になるわけだが3作連続なのにマンネリ化していないのは脚本が凄いからだなあ。
そんなことを思いながらクリスマス当日に長時間プレイしてエンディングにたどり着きました。