Watch_Dogs 始めた and クリア感想
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを遊びたかったがSwitch本体が発売2週間経っても手に入らないのでWatch_Dogsを始めた。
3連休を活用したこともありキャンペーンだけをやって21時間でクリア。
最高設定60FPS VSYNC ONでCPUは4コアとも使用率最高90%、メモリ使用量7.1GB、GPU使用率70%、VRAM使用量4.1GB。
現代のシカゴを舞台にしたオープンワールドでスマホから監視カメラ、ATM、信号機などなどをハックできるスーパーハッカーの主人公が悪と戦っていく内容。
オープンワールド部分は可もなく不可もなくといった感じ。シカゴがどれだけ再現できているのかわからないけれど、広い感じもしないし狭い感じもしない。
ファーストトラベルをするためには各地の端末を解除する必要があるけれど、解除するためにはパズルのように配置された監視カメラを駆使しなくちゃいけないのは面倒なだけの要素だった。
そのわりにはファーストトラベルできる場所が少なくて移動が面倒。
できることも多くないためプレイを始めてすぐに劣化GTAという印象が出てきて残念な感じ。服装もほぼ同じデザインの色違いしかないし。
キャンペーンだけの感想だが、基本的に敵の拠点に攻め込んで壊滅させてから逃走するといったルーチンをひたすら繰り返すだけの単調なゲームプレイになる。
拠点への攻め込みは監視カメラを利用して敵の行動を把握し、爆弾や配電盤などをハックして敵を遠隔で殺したりできるが実際のところアサルトライフルで正面から突入した方が早い。
どうせ敵にバレて銃撃戦になってしまうため余計にハックする必要性が薄く感じられる。
銃撃戦が終わった後の逃走はかなりつまらない。
自動車に乗って逃げることになるが敵の索敵能力が高く隠れていても見つかってしまうため、ひたすら街を駆け抜けることになる。逃走中に信号などをハックして敵車を巻かないと終わらないのだが、これがなかなか時間がかかり面倒かつ面白くない。
ストーリーは主人公の動機や行動が納得できないためダメだった。
主人公の妹の娘(姪)が殺されたため復讐をするという話なのだが、姪が殺された理由は主人公がハッカー技術を使って銀行強盗などを繰り返したために敵を作り仕返しされただけ。
主人公が復讐のために行動をおこしたせいで妹も誘拐されるなど、主人公は家族のためと言いながら家族を傷つける行動ばかりする。
そんな主人公は理不尽な犯罪を許せないとして盗みや暴行を犯した犯罪者をボコボコにしてビジランテ(自警団)として活動し市民の一部からも喝采を浴びるようになる。バットマンみたいに。
だけど主人公は通行人のスマホをハックして通行人の預金を勝手に盗む。
これはプレーヤーが操作することではあるけどハックにリスクは無いし、ボタン一つで簡単にできるので主人公の移動中にはとりあえずやることになる。途中から金の使い道がないことに気付いてやらなくなるけど。
そして車での移動や逃走中に通行人をひき殺す。高速移動中に通行人を気にしていられないためだが、これもひき殺すリスクがないため気軽にやる。
こんなふうに主人公は正義ぶりながらやっていることは極悪非道ということになってしまっている。一応そのことを自覚して悩むような描写はあるけれども、考えや行動を改めることはないため頭がイカれた異常者にしか見えない。
サブキャラたちも特に魅力が無く面白味はない。見た目がかなりイカれてるヒロインも性格が普通でガッカリ。
オープンワールドで世界をハックするという題材をゲームにうまく落とし込むことができなかったため、よくあるGTAクローンの一つにしかならなかった印象。
敵や通行人の年収を見てアメリカってやっぱり金持ちだなあと思ったことが記憶に残ったゲームだった。
まだまだSwitchが手に入らなそうなので次のゲームに手を出すか。