ワンダーウーマン 感想
新作映画のワンダーウーマンを朝8:30からの上映で見てきた。朝早いこともあって観客は15人くらいと少なかった。
ワンダーウーマンはDCコミックスの女性ヒーローキャラクターであり、最近のDC映画であるバットマン vs スーパーマンでも登場している。
ビキニアーマーに剣と盾を装備しているだけでもスーパーマンとやりあえるくらい強い。
ワンダーウーマンを演じる女優さんもカッコいい感じであり美しく強いというのが魅力な映画であり比較的明るい雰囲気もいい感じ。
今作ではワンダーウーマンが故郷から旅立ち人間たちの戦争である第一次世界大戦にイギリス軍側として参加する内容であり、戦争映画の定番としてドイツ軍が敵となった。
第二次大戦のナチスドイツと違い完全な悪として描けないため色々と気を使ったように思えるが、それでも普通に戦争してる中に神に匹敵するワンダーウーマンが参戦し大量のドイツ軍兵士が殺されていくのは自分としてはイヤな気分になった。
これは映画の後半で一応で言及されて人類全てに罪があるという方向になるのだが全編に渡ってワンダーウーマンはイギリス軍の味方なのでモヤモヤは解消されない。
大したことではないけれど突っ込みどころがところどころにあった。
・ワンダーウーマンの故郷の島は霧と幻で外から見えないようになっているだけなのに、これまで人間に見つかっていないのは不自然。
・戦闘機で逃亡するスパイ兼破壊工作員を船で追うドイツ軍というミスマッチ感と、そのドイツ軍が何もしてないのに島に近づいただけで先制攻撃し全滅させるワンダーウーマン一族。
・ワンダーウーマンの故郷から帆船でたった一晩?でロンドンに到着する。
・西部戦線の塹壕から数キロの場所にあるドイツ軍最高司令部。そしてそこからすぐ近くの村に新型毒ガスを打ち込むドイツ軍最高司令部。自分たちにも毒ガスが届く可能性は考慮していないのだろうか。
・水素系だという理由で新型毒ガスがよく燃えると判断される。水素系ということと燃えることは関係してないと思うが。
全体としては普通の面白さだった。マンオブスティールとバットマン vsスーパーマンの両作が面白くなくDC映画に暗雲が立ち込めていたけれどこれで立て直せるような感じがするので、これからのDC映画に期待が持てそうだ。