Assassin's Creed Unity クリア感想
Assassin's Creed Unity のストーリーをクリアしました。ストーリーミッションとDLCのDead Kingsだけに手を付けてプレイ時間は27時間です。
かなり面白くなかったです。
高度なグラフィック
本作唯一の評価点であるグラフィック。2014年のタイトルとしてかなり凄いです。
大量の建築物と群衆、光の散乱などなど。
ただしところどころ映像の品質が下がったり、変な模様が現れたりするのが気になり素晴らしいという感じにはなりませんでした。
また舞台がフランス革命時代のパリから変化しません。くすんだ色合いの同じような建物が続き映像の雰囲気が変わらないためグラフィック品質は凄いのに映像としての魅力はあまりありませんでした。
グラフィック設定は最高でGPU使用率は100%に到達するシーンもありVRAMは4.2GB、CPU使用率は4コアとも90%、メインメモリは6.2GB使用。フレームレートはときどきガクッと落ちたりしますがおおむね60FPSを維持するためシングルプレイでは問題ありませんでした。
非常に悪い操作性
アサシンクリードシリーズ恒例ではありますが、それでも今作の操作性の悪さは突出しています。
映像としての見栄えを重視しているタイトルのためモーションの繋がりを優先してプレイヤーの操作を瞬時に反映させないモッサリ動作は従来作以上に悪化しています。
登れそうな場所で登れない・降りられそうな場所で降りられない・プレイヤーの意思とキャラクターの動作を一致させることが困難なほど意味不明な動作をするため非常にストレスが溜まります。
この操作性の悪さはずっと言われていたのに改善するつもりはなかったのでしょうか?
この点だけでもゲームの満足度は低くなってしまいます。
バグも多くキャラクターがはまってしまい動けなくなることが何度も起き、その度にチェックポイントからやり直す羽目にもなりました。
ステルスと戦闘の面倒くささ
ステルスは敵をおびき寄せる手段が従来の口笛に代わってかんしゃく玉を投げる動作に代わりました。これにより敵をおびき寄せることが難しくなっています。
かんしゃく玉で引き寄せられる範囲は小さく敵の視界に投げる必要もあります。しかもかんしゃく玉は数個しか所持できないため敵のおびき寄せは難しく面倒でシリーズ恒例の隠れ場所からの暗殺も機能していません。
ステルスが面倒なため強引に戦闘する場面が多くなります。しかし戦闘も難しく面倒です。敵がこちらの攻撃を防御するため簡単に斬り付けられないですし複数の敵と戦闘すると遠距離から一撃で体力の大半を失わせる正確無比の銃撃が飛んできます。
現代のコンピュータ火器管制くらい正確な射撃です。フランス革命期なのに。
銃撃を回避するためには動く必要がありますが戦闘中ももっさり動作で自由自在な動きなどできませんので回避もほぼできません。
ステルスも面倒、戦闘も面倒なため中盤以降は意図的に少数の敵に発見されおびき寄せて倒すの繰り返しになりアサシン感はありません。
つまらないストーリーとキャラクター
これでもストーリーとキャラクターが良ければ印象は変わったでしょうがダメでした。
ストーリーは親を殺された復讐をひたすら続けるだけで、しかも暗殺犯を倒したと思ったら実は黒幕がいた。というのが繰り返されどうでもよくなっていきます。
主人公も魅力がありませんし唯一の味方であるヒロインもパッとしません。他の登場人物もある意味わかりやすい描写がされており、あやしそうなキャラクターは裏切ったりしますので意外性もありません。
プレイ時間は28時間ですがつまらなすぎて100時間超えるくらいの長時間に感じました。
ちなみにこのタイトルをクリアしたことで2016年末のSteamホリデーセールで買ったタイトルを全て消化し終えました。